2026-08-28

木製表札は雨に強い? 置き場所とお手入れで、長く使えます

木の表札に惹かれている。でも、屋外で使うものだから少し心配。

その心配に、作っている側からお答えします。

HARUTAKE の木製表札には、ガラス塗料を塗っています。 水と紫外線から守るための仕上げです。屋外でしっかり使えます。

そのうえで木には、金属や石にはない良さがあります。色が褪せてきても、自分で塗り直せる。 手をかけた分だけ応えてくれる素材です。

この記事では、普段のお手入れと塗り直しのやり方。そのうえで、置き場所によって何が変わるのかを、ひととおりお伝えします。

玄関に取り付けられた木製表札。年月を経て色に深みが出ている

お手入れは、ふたつだけです

木製表札のお手入れは、この2つです。

  • 普段 … 布で拭く
  • 色が気になってきたら … 塗料を塗り直す(色味がやや濃くなります)

普段のお手入れは、布があれば足ります。塗り直しには紙やすりと塗料をご用意いただきますが、どちらもホームセンターで手に入ります。作業自体は半日ほどです。

順にご説明します。


普段のお手入れは、拭くだけです

不織布ワイパー綿素材の端切れで、表面のほこりや汚れをやさしく拭き取る。それだけです。

古いワイシャツを切ったものでも十分にお使いいただけます。

雨に降られたときも同じです。気づいたときに、さっと拭いておく。

台風のあとや、横なぐりの雨が吹き込んだとき。一度拭いておくだけで、持ちがぐんと変わります。

不織布ワイパーで木製表札を拭いているところ

色が褪せてきたら、塗り直せます

ここが木の表札の、いちばん面白いところです。

年月とともに、紫外線で少しずつ色が抜けていきます。そのとき防水塗料を塗り直すと、色味がやや濃くなります。

紫外線からの保護にもなるので、そのあともまた気持ちよく使えます。買ったあとも手を入れられる。 金属や石にはない楽しみ方です。

手順は4つです

  1. 紙やすりで表面を軽く磨く
  2. 削れた木粉を、ブラシなどで払い落とす
  3. ガラス塗料(防水塗料)を塗る
  4. 風通しのいい日陰で、1日ほど乾かす

半日あればできます。

紙やすりについて

紫外線や雨で傷んだ表面を、なめらかに整えるために使います。

ホームセンターで売っている 400番以上のものがおすすめです。番手が小さいと削れやすいので、細かいものが向いています。

様子を見ながら、少しずつ磨くのがコツです。 一度に仕上げようとせず、手ざわりを確かめながら進めてみてください。

なお、作業の際は紙やすりで手を傷つけないよう、十分にお気をつけください。

ガラス塗料について

紫外線対策と防水のために塗ります。

おすすめは 「ビアンコートW クリア」 です。少量のタイプもあります。メーカー様のサイトのほか、楽天市場や Amazon でも買えるので、商品名で検索してみてください。

塗るときは 「キムワイプ」のような不織布ワイパーか、古いワイシャツなどの綿の端切れを使うと、繊維が残りにくくきれいに仕上がります。

作業は風通しがよく、火の気のない場所で。ガラス塗料には細かいガラス成分が入っているので、ビニール手袋をして進めてください。


置き場所によって、塗り直しの間隔が変わります

いちばん長持ちするのは、屋根や庇(ひさし)の下です。雨が直接当たらず、濡れてもすぐ乾く場所。

とはいえ、そういう場所ばかりではありません。道路に面した門柱で、屋根も庇もない。 よくあることだと思います。

その場合も、木の表札はお使いいただけます。変わるのは、塗り直しの間隔だけです。

  • 屋根や庇の下 … 普段は拭くだけ。塗り直しは、色が気になってきたときで十分です
  • 雨や日差しが当たる場所 … 同じく拭くだけ。塗り直しの出番が、少し早めにやってきます

塗り直しは半日ほどでできます。雨や日差しの当たる場所では、その出番が早めにやってくる。そう捉えていただくとよいと思います。


荒天のときは、外して室内へ

台風や、強い日照りが続くとき。一時的に室内へ取り込んでおくと安心です。

だるま穴に取り付けネジで掛けているだけなら、さっと外していただけます。しまっておいて、天気が落ち着いたらまた掛ける。それだけです。

ひとつだけ。両面テープで固定すると、外せなくなります。

雨や日差しが直接当たる場所に付けるのであれば、取り付けネジだけで掛けておくと、こうして退避させられます。塗り直しのときも外して作業できます。 詳しくは表札の取り付け方でご説明しています。


木は、少しずつ表情を変えていきます

天然の木なので、木目も節も色味も、一枚ずつ違います。まったく同じものは二つとありません。

そして、年月とともに変わっていきます。変わり方は、樹種によって違います。

  • ケヤキ … 色に深みが出て、風格が増していきます
  • チェリー … 赤みが深まり、落ち着いた色合いになります
  • ハードメープル … 白木から、飴色に変わっていきます
  • ウォールナット … 濃い茶色から、少しずつ明るい表情になります

濃くなっていくものもあれば、明るくなっていくものもあります。どちらが良いということはなく、どんな表情に育ってほしいかで選んでいただくのがいちばんです。

樹種ごとの詳しい違いは、木製表札の材種の選び方でご紹介しています。

設置した頃の表札と、何年か経った表札は少し違う顔をしています。外壁も、玄関まわりも、同じように時間を重ねていきます。その変化が、かえって馴染んでいきます。

変わっていく素材だから、手をかける意味があります。


まとめ

  • どこに付けても使えます。変わるのはお手入れの間隔だけです
  • 普段は拭くだけです
  • 色が褪せたら、塗り直せます

この3つだけです。難しいことは何もありません。

表札は、家の顔として毎日ひとの目に触れるものです。その一枚と、少しずつ年を重ねていく。 木を選ぶというのは、そういうことなのだと思います。

拭いて、たまに塗り直して。手をかけながら長く付き合っていただけたら嬉しいです。


表札の選び方シリーズ

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