木製表札の材種の選び方|ケヤキ・ウォールナット・メープル・チェリー

表札の材種選びで検索すると、木の産地や硬さの一般論はいくらでも見つかります。ただ、その多くは家具や建材の話で、「表札にしたときどうなるか」までは書かれていません。このページでは、毎日この4つの木を彫って納めている工房として、実物で見ている事実だけを書きます。
同じデザインを、材種だけ変えて見る
言葉で説明する前に、見比べるのが早いです。同じ名前・同じ書体・同じ彫りで、材種だけを変えたデザインを用意しました。開いたらお名前に差し替えて、そのまま試せます。
ケヤキで見る ウォールナットで見る メープルで見る チェリーで見る

ケヤキ — いちばん選ばれている定番
日本の広葉樹の代表格。神社仏閣にも使われてきた、硬く木目のはっきりした材です。
当店でもいちばん選ばれていて、直近1年の正方形(Square)では約半数がケヤキでした。板は柾目のきれいなものを選び、白太(辺材)は色が浅く均一さを欠くため使いません。
同じケヤキでも、黄色っぽい個体から茶、赤みの強いものまで色幅があります。届く一枚は、世界に一枚です。

ウォールナット — 濃い色で文字を立たせる
チョコレートのような濃い茶色。濃い地色に白塗りの彫刻がいちばん映える材です。
正直な注意をひとつ。屋外に置くと紫外線で少しずつ褪色し、色は薄くなっていきます。家具でいわれる「使うほど深まる艶」とは逆方向です。濃さを保ちたい場合は、直射日光の当たりにくい場所への設置がおすすめです。

ハードメープル — 明るい木肌、飴色への変化
4種でいちばん明るく、きめの細かい材。経年では少しずつ色が濃くなり、飴色に変わっていきます。
白塗りにする場合、彫りの焦げがうっすら縁取りのように残ることがあります。写真では分かりにくい程度ですが、気になる方にはレーザーのみ、または黒塗りをおすすめします。

チェリー — 赤みと表情
赤みを帯びた上品な材。小さな節は、木の表情としてある程度活かす判断をしています(大きな節や割れのある板は使いません)。

彫りの仕上げとの相性
黒塗りも白塗りも、艶消しの塗料を使っています。光らないぶん、木と文字が喧嘩しません。

明るい材(メープル・ケヤキ)はレーザーのみ・黒塗りが、濃い材(ウォールナット)は白塗りが定石です。チェリーはどちらもいけます。仕上げごとの違いは「彫りの仕上げを選ぶ」で紹介しています。
実際の選ばれ方(直近1年・当店通販分)
正方形(Square)では、ケヤキ51%・チェリー26%・ウォールナット14%・メープル10%でした。迷ったらケヤキ、が多数派です。
ただ、どの材が合うかは「その家の壁」で変わります。シミュレーターの背景プレビューで、壁の色と合わせて確認できます。使い方は「設置イメージを確認する」へ。

シミュレーターの表示は完成イメージです。ご注文後、実際のデザインデータをメールでお送りします。内容をご確認いただき、ご納得のうえで制作に進みますので、はじめての方もご安心ください。