木製表札は雨に強い? 置き場所とお手入れで、長く使えます

木の表札に惹かれている。でも、屋外で使うものだから少し心配。
その心配に、作っている側からお答えします。
HARUTAKE の木製表札には、ガラス塗料を塗っています。 水と紫外線から守るための仕上げです。屋外でしっかり使えます。
そのうえで木には、金属や石にはない良さがあります。色が褪せてきても、自分で塗り直せる。 手をかけた分だけ応えてくれる素材です。
この記事では、普段のお手入れと塗り直しのやり方。そのうえで、置き場所によって何が変わるのかを、ひととおりお伝えします。

お手入れは、ふたつだけです
木製表札のお手入れは、この2つです。
- 普段 … 布で拭く
- 色が気になってきたら … 塗料を塗り直す(色味がやや濃くなります)
普段のお手入れは、布があれば足ります。塗り直しには紙やすりと塗料をご用意いただきますが、どちらもホームセンターで手に入ります。作業自体は半日ほどです。
順にご説明します。
普段のお手入れは、拭くだけです
不織布ワイパーか綿素材の端切れで、表面のほこりや汚れをやさしく拭き取る。それだけです。
古いワイシャツを切ったものでも十分にお使いいただけます。
雨に降られたときも同じです。気づいたときに、さっと拭いておく。
台風のあとや、横なぐりの雨が吹き込んだとき。一度拭いておくだけで、持ちがぐんと変わります。
色が褪せてきたら、塗り直せます
ここが木の表札の、いちばん面白いところです。
年月とともに、紫外線で少しずつ色が抜けていきます。そのとき防水塗料を塗り直すと、色味がやや濃くなります。
紫外線からの保護にもなるので、そのあともまた気持ちよく使えます。買ったあとも手を入れられる。 金属や石にはない楽しみ方です。
手順は4つです
- 紙やすりで表面を軽く磨く
- 削れた木粉を、ブラシなどで払い落とす
- ガラス塗料(防水塗料)を塗る
- 風通しのいい日陰で、1日ほど乾かす
半日あればできます。
紙やすりについて
紫外線や雨で傷んだ表面を、なめらかに整えるために使います。
ホームセンターで売っている 400番以上のものがおすすめです。番手が小さいと削れやすいので、細かいものが向いています。
様子を見ながら、少しずつ磨くのがコツです。 一度に仕上げようとせず、手ざわりを確かめながら進めてみてください。
なお、作業の際は紙やすりで手を傷つけないよう、十分にお気をつけください。
ガラス塗料について
紫外線対策と防水のために塗ります。
おすすめは 「ビアンコートW クリア」 です。少量のタイプもあります。メーカー様のサイトのほか、楽天市場や Amazon でも買えるので、商品名で検索してみてください。
塗るときは 「キムワイプ」のような不織布ワイパーか、古いワイシャツなどの綿の端切れを使うと、繊維が残りにくくきれいに仕上がります。
作業は風通しがよく、火の気のない場所で。ガラス塗料には細かいガラス成分が入っているので、ビニール手袋をして進めてください。
置き場所によって、塗り直しの間隔が変わります
いちばん長持ちするのは、屋根や庇(ひさし)の下です。雨が直接当たらず、濡れてもすぐ乾く場所。
とはいえ、そういう場所ばかりではありません。道路に面した門柱で、屋根も庇もない。 よくあることだと思います。
その場合も、木の表札はお使いいただけます。変わるのは、塗り直しの間隔だけです。
- 屋根や庇の下 … 普段は拭くだけ。塗り直しは、色が気になってきたときで十分です
- 雨や日差しが当たる場所 … 同じく拭くだけ。塗り直しの出番が、少し早めにやってきます
塗り直しは半日ほどでできます。雨や日差しの当たる場所では、その出番が早めにやってくる。そう捉えていただくとよいと思います。
荒天のときは、外して室内へ
台風や、強い日照りが続くとき。一時的に室内へ取り込んでおくと安心です。
だるま穴に取り付けネジで掛けているだけなら、さっと外していただけます。しまっておいて、天気が落ち着いたらまた掛ける。それだけです。
ひとつだけ。両面テープで固定すると、外せなくなります。
雨や日差しが直接当たる場所に付けるのであれば、取り付けネジだけで掛けておくと、こうして退避させられます。塗り直しのときも外して作業できます。 詳しくは表札の取り付け方でご説明しています。
木は、少しずつ表情を変えていきます
天然の木なので、木目も節も色味も、一枚ずつ違います。まったく同じものは二つとありません。
そして、年月とともに変わっていきます。変わり方は、樹種によって違います。
- ケヤキ … 色に深みが出て、風格が増していきます
- チェリー … 赤みが深まり、落ち着いた色合いになります
- ハードメープル … 白木から、飴色に変わっていきます
- ウォールナット … 濃い茶色から、少しずつ明るい表情になります
濃くなっていくものもあれば、明るくなっていくものもあります。どちらが良いということはなく、どんな表情に育ってほしいかで選んでいただくのがいちばんです。
樹種ごとの詳しい違いは、木製表札の材種の選び方でご紹介しています。
設置した頃の表札と、何年か経った表札は少し違う顔をしています。外壁も、玄関まわりも、同じように時間を重ねていきます。その変化が、かえって馴染んでいきます。
変わっていく素材だから、手をかける意味があります。
まとめ
- どこに付けても使えます。変わるのはお手入れの間隔だけです
- 普段は拭くだけです
- 色が褪せたら、塗り直せます
この3つだけです。難しいことは何もありません。
表札は、家の顔として毎日ひとの目に触れるものです。その一枚と、少しずつ年を重ねていく。 木を選ぶというのは、そういうことなのだと思います。
拭いて、たまに塗り直して。手をかけながら長く付き合っていただけたら嬉しいです。
表札の選び方シリーズ
- 表札のサイズの選び方|迷ったら、紙に描いて壁に貼ってみてください
- 表札の書体の選び方|21書体から絞るには、順番があります
- 表札の取り付け方|ネジ1本と、あれば両面テープで付きます
- 新築の表札はいつ頼む? 引き渡しの3〜4週間前がおすすめです